ブラック・フィルム 2015-01-24
公開:2015-01-24/製作:2014年
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解説
新作映画のオーディションを舞台に、嫉妬や憎悪、執着心など人間の負の感情が引き起こす怪奇現象を描いたサイコホラー。ライバルたちのねたみや執念が入り乱れる中、次第にどす黒い心に染まっていくヒロインを、元モーニング娘。の新垣里沙が熱演する。『きみにしか聞こえない』『KIDS』などの荻島達也がメガホンを取り、『work shop ワークショップ』などの古川雄大をはじめ、赤塚真人、渡辺裕之ら若手からベテランが集結している。
あらすじ
女優となり、映画に出演することを夢見る中沢沙織(新垣里沙)。幼い頃に父を亡くし、病弱な母と妹を守ってきた彼女にとって、女優になることは母への恩返しでもあった。しかし、母の余命がいくばくもないと知った沙織は、最後のチャンスとしてあるオーディションに参加する。それは、海外の映画賞を総なめにし、新進気鋭と称される監督・田澤啓一(赤塚真人)の最新映画「リアル・アクトレス」のキャスティングを兼ねたワークショップだった。そこには、各プロダクションイチオシの新人俳優である男女12名の他、映画プロデューサーの宮崎亮介(天宮良)やチーフ助監督の小川卓也(古川雄大)も参加し、一週間で配役を決めるという。沙織のひたむきな演技が評価され、事務所の代表・佐藤豊(渡辺裕之)の薦めもあり、主役に抜擢されるという声がささやかれ始めたころ、大手芸能事務所の若手女優・大垣美穂(中村有沙)が参加してくる。沙織とは対照的に華やかでしたたかな美穂は、主役を獲るためなら手段を選ばない。その執念と憎悪に、沙織の心も次第に黒く染まっていく……。