どっちもどっち 1990-11-10
解説
鎌田敏夫(脚本)と生野慈朗(監督)がタッグを組み、主演に明石家さんまを迎えたコメディ作品。未練を残して死んだ女性の霊にとりつかれた浮気男が、本当の愛に目覚めるまでを描く。撮影は前田米造が担当。
テレビ局でスポーツ担当ディレクターとして働く村田正道は、恋人でスイッチャーの青木慶子から別れを切り出された。正道の浮気癖に愛想を尽かした慶子はテレビ局を辞めると言い、正道は半年間は他の女性と付き合わないから、その後にもう一度会ってほしいと頼むのだった。心機一転、マンションに引っ越した正道だったが、以前その部屋に住んでいて命を落とした門脇亜由子の幽霊が出現し、彼の家にある食料を食べ尽くしてしまう。約束の半年が過ぎ、正道は慶子を部屋に呼ぶのだったが…。
あらすじ
テレビ局のディレクターの正道とスイッチャーの慶子は恋人同士だったが、ある日正道の治らぬ浮気に愛想を尽かした慶子は、一方的に別れを宣言する。正道は半年間女断ちをすることで慶子の心を取り戻そうと心機一転して新しいマンションに引越した。ところがそのマンションには自殺した先住者の幽霊である亜由子がいたのだ。食べ物と男に異常な未練を残して死んだ亜由子にとりつかれた正道は、そのことを親友の誠に話すがとりあわない。そんな亜由子に頭を悩まされながらも慶子と約束した半年が過ぎた正道はマンションに慶子を招くが、亜由子のいたずらによって二人の仲は増々こじれていくのだった。さらに慶子は正道のことを忘れようと誠と同棲をはじめる。それによって正道と慶子は離れていくが、誠はそんな慶子に正道のところへ戻るよう説得する。しかし慶子は正道への想いを残しながらも外国へ行く決心をしていたのだった。亜由子は空を飛び、正道を慶子のもとへ連れていき、そして正道に別れを告げた亜由子は東京上空に消えていく。こうして正道と慶子は結ばれるのだった。数日後、いつものようにテレビ局で勤務する正道と誠、そして今度は誠の前に亜由子が現われるのだった。