オードリー・ヘプバーン 2022-05-06 Audrey

脚本:ヘレナ・コーン
公開:2022-05-06/製作:2020年    old
イギリス
 

解説

ハリウッド黄金期の映画スター、オードリー・ヘプバーンの真実の姿を描くドキュメンタリー。1953年製作の「ローマの休日」に抜擢され、24歳にしてアカデミー賞主演女優賞を受賞した「永遠の妖精」ことオードリーは、世界中の賞賛を集めながらも、心にある秘密を抱えていた。オードリーは6歳の時に経験した両親の離婚と父の失踪という過去のトラウマを抱えており、私生活でなかなか本当の愛を得られないことに苦悩していたのだ。自身も2度の離婚を経験するが、二人の子供をしっかりと守り、深い愛情を注いだ。そして後年はユニセフ国際親善大使として世界中の子供たちのために活動する。愛をもらうことより、与えることを選んだオードリーは人生の最後に自分を愛せた……。貴重なアーカイブ映像や近親者たちのプライベートに迫るインタビューとともに、ひとりの女性の人生が鮮やかにスクリーンによみがえる。

あらすじ

ウィリアム・ワイラー監督の「ローマの休日」(53年)に抜擢されたオードリー・へプバーンは初主演作でアカデミー賞主演女優賞を受賞、彗星のごとく映画界に現れた。ビリー・ワイルダー監督の「麗しのサブリナ」(54年)では、デザイナーのユベール・ド・ジバンシイと組み、伝説的ファッション・アイコンとなる。また舞台では1954年のブロードウェイ作品『オンディーヌ』でトニー賞を受賞するなど、瞬く間に名声、人気、実力ともに世界一の女優となった。だが、オードリーの幼少期は決して輝かしいものではなかった。オードリーは1929年にベルギーのブリュッセルで生まれ、6歳のときに両親の離婚を経験。第二次世界大戦中にはナチス・ドイツが占領するオランダで飢えにあえぐ生活を強いられた。肉親の愛を得られなかったこと、そして戦争や飢餓で苦しんだことは、その後の人生に大きな影響を与えた。1967年の「暗くなるまで待って」以降は家族や子供のために映画出演を控えたオードリー。出演作は全24本と決して多くはない映画女優が、ひとりの女性として人間として、没後30年を経た今でも世界中の人に愛される理由をさぐる。

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