ダンスの時間 2016-09-17

公開:2016-09-17/製作:2015年    old
日本
 

解説

ダンサーの村田香織さんがダンスを通して水族館のスタッフのコミュニケーション力をトレーニングしたり、母親の介護をしたりする姿を追ったドキュメンタリー。村田さんに習い体を動かすことで水族館スタッフの繊細な心が開放的になっていく様子や、寝たきりの母親の体に触れてコミュニケーションを図る姿を捉える。監督は、『こどもの時間』『トントンギコギコ 図工の時間』の野中真理子。音楽をNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」などの大友良英が担当。体だけではなく人の心をも動かすダンスの魅力が伝わってくる。

あらすじ

ダンサーの村田香織は、いつでもどこでもダンスの手がかりを探している。何かを感じ、伝えるには、身体を柔らかく開いておくことが大事。水族館スタッフのトレーニングコーチもその仕事の1つ。新江ノ島水族館のイルカショーの振り付けから始まって、スカイツリーのすみだ水族館のスタッフにもちょっと不思議なダンスを用意。体をほぐし、経験したことのない動きを練習してもらううちに、動物好きでナイーブなスタッフが次第に笑顔になり、コミュニケーションの力がついてくるのが分かる。村田は週に一度、老いた母の介護にも通う。日がな一日、ベッドで過ごす母の“できません”、“ダメです”という言葉をどう受け止めればいいのか。母と話し、母に触れる。どうしたいのかを感じる。それはどこか寄る辺のない母と娘のデュエットダンス。ダンスとは、自分の体の内側を感じ、外側の世界を感じること。どんなに大変でも、生きることを肯定すること。彼女の一日は、いつでもどこでもダンスの時間。

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