最初の晩餐 2019-11-01
監督:
常盤司郎
脚本:常盤司郎
公開:2019-11-01/製作:2019年
old
解説
「ヒミズ」の染谷将太、「あの日のオルガン」の戸田恵梨香ら実力派が競演して紡ぐ家族の物語。麟太郎の父が亡くなる。通夜の夜、仕出し弁当をキャンセルした母は、通夜ぶるまいとして目玉焼きを出す。次々と運ばれてくる手料理に、家族の思い出がよみがえる。出演は、「沈黙 サイレンス」の窪塚洋介、「三度目の殺人」の斉藤由貴、「赤い雪 Red Snow」の永瀬正敏。監督・脚本は、本作が長編デビューとなる常盤司郎。
あらすじ
独立して2年目となるカメラマン・東麟太郎(染谷将太)と姉・美也子(戸田恵梨香)の父・日登志(永瀬正敏)が死ぬ。通夜の準備が進むなか、母・アキコ(斉藤由貴)が通夜ぶるまいの仕出し弁当を勝手にキャンセルする。何もないテーブルを見つめて戸惑う親戚たちに、アキコは日登志の遺言に従い、自分で作るという。最初に運ばれてきたのは、目玉焼きだった。それは、日登志が最初に作ってくれた料理だった。登山家の日登志とアキコは再婚同士で、20年前に家族となった。麟太郎(外川燎)が7歳、美也子(森七菜)が11歳で、アキコには17歳のシュン(楽駆)という男の子がいた。5人は気持ちを少しずつ手繰り寄せ、家族として暮らし始める。しかし、1本の電話がこの家族を変える。シュンは、父と2人で山登りへ行った翌日、自分の22歳の誕生日に家を出て行った。以来、5人が揃うことはなかった。次々と出されるアキコの手料理を食べながら、麟太郎たちの脳裏に家族として暮らした5年間の思い出がよみがえる。通夜ぶるまいが終盤に差しかかったとき、シュン(窪塚洋介)が15年ぶりに現れる……。