頭脳明晰ながら悩み多き中学三年生の主人公(星野紗也佳)は、同級生の家でテスト勉強をしていて、夕食の時間になってしまう。同級生宅で夕食を共にしていると、同級生の父親が帰宅する。峻厳な面持ちの父親の登場に、緊張が走る食卓。何気ない会話が交わされるうち、父親は唐突に『にじゅうさん!』と発する。主人公は、数字の“23”のことだろうかと不思議に思うが、ふと見た壁や、同級生の箸の柄にも『23』と書かれていた。“にじゅうさん”とは、一体何を意味するのか……。