デビルズ・ダブル -ある影武者の物語- 2012-03-24 THE DEVIL'S DOUBLE

公開:2012-03-24/製作:2011年    old
ベルギー
 

解説

イラクの独裁者サダム・フセインの息子、ウダイの影武者だったラティフ・ヤヒアの自伝を「NEXT ネクスト」のリー・タマホリ監督が映画化。影武者として生きることを強いられ、人生を狂わされた男の絶望と怒りを描く。「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」のドミニク・クーパーがウダイとラティフの二役を演じる。

あらすじ

20世紀末、世界中の国家を敵にまわしたイラクの独裁者サダム・フセインには、タブー視されていた息子がいた。“狂気の申し子”と悪名高く〈ブラック・プリンス〉と呼ばれた長男・ウダイ・フセイン(1964.6.18-2003.7.22)。そのウダイ(ドミニク・クーパー)に顔が似ているという理由で選ばれ、家族の命と引き換えにウダイの影武者を引き受けることとなった男がいた。男の名はラティフ・ヤヒア(ドミニク・クーパー)。整形手術と付け歯、徹底した所作訓練でウダイに酷似させられたラティフは、ウダイを生きることを強いられ「サダムの息子が前線にいる」というパフォーマンスのためにと、戦火の地にさえも送られた。莫大な資産と、全てを思うがままにすることを許される権力、毎夜抱き替える女たち、そして理由なき血への欲求。ウダイの飽くなき狂気に寄り添い、影武者として傍らで応え続ける日々に、自身を許容できなくなったラティフだが、彼には生死を選ぶ自由さえ許されてはいなかった。そんなある日、逃げても執拗に追いかけてくるウダイと、ついに戦うことを決意するラティフ。悪魔と対峙することを決意した彼はどう立ち向かい、何を得、何を失うのか……。

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