築城せよ! 2009-06-20

公開:2009-06-20/製作:2009年    old
日本
 

解説

400年もの昔の侍の霊が城を築こうとする様子を描く奇想天外なコメディー。廃材の段ボールを使い、町民を巻き込んでの築城計画を、町の権力者たちとの争いを絡めながら展開していく。築城に執着する武将を演じるのは、上方歌舞伎の人気役者である片岡愛之助。武将の夢に共感して築城に挑む女子大生には、『犬と私の10の約束』の海老瀬はながふんする。監督は本作で長編デビューをする古波津陽。高さ約25メートルにも達する巨大な段ボール城に注目。

あらすじ

2009年、過疎化がすすむ町・猿投(=さなげ)に突如として3人の戦国武将が現れる。彼らの正体は、400年前に自分の城を完成できずに無念の死を遂げた侍の霊だった。無念を晴らそうとする殿様(片岡愛之助)は“築城せよ!”の号令のもと、町民たちを動員しようとする。一方、住民たちの側も町おこしを期待して殿様に協力することに。こうして、壮大かつ無謀なプロジェクトが立ち上がることとなった。しかし、素材は段ボールの上、残された時間はあと3日。殿様の意味不明の号令と傍若無人な振る舞いに、住民たちの間に流れる不協和音。だが、ひたむきに築城に打ち込む殿様の姿に、大学生のナツキ(海老瀬はな)を中心にして、いつしか住民たちの心も一つにまとまっていく。その陰で、計画の妨害を企んでいたのが、築城現場に工場を建てようとしていた町長(江守徹)。段ボール城を撤去しようと、町長一派は秘策を練る。完成まであと一歩と迫った夜、宴会で盛り上がる段ボール城を、町長の指示を受けた一団が静かに包囲する。果たして、城は無事完成するのか。それとも、ひとたまりもなく壊れてしまうのか……?

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