戦後犯罪史に残るニセ札偽造事件をモチーフにした犯罪ドラマ。
時は昭和60年。かつて昭和36年前後に、世の中を騒がせたニセ札が再び出回り始める。刑事・小林は父の危篤にも関わらず、この偽造犯を捕まえようと躍起になるが捜査に難航する。当時の真犯人は国に挑戦をもくろむ完璧主義者であり、職人気質の男・北山だった。北山は同棲していた女にニセ札を使わせていたが、世間では政治犯のしわざだと騒がれていたため、事件は迷宮入りしていた。