蜘蛛の瞳 1998-04-11
公開:1998-04-11
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解説
「CURE」の黒沢清監督が「蛇の道」に続いて哀川翔主演で描いたバイオレンス・アクション。殺された娘の復讐を果たした新島(哀川)は、生きる目的を失い無為な日々を送っていた。そんなある日、再会した昔の同級生・岩松(ダンカン)に殺しのビジネスに誘われる。殺しの仕事を始めるうち、新島は暴力の世界にはまっていく自分を感じる。しかし、やがて新島は重大な決断を迫られることになるのだった……。
あらすじ
殺された娘の復讐を果たした新島は、生きる目的を失い、ただ淡々とした日々を送っていた。そんな時、同級生だった岩松に再会、誘われるままにビジネスとして殺しを行っていく。ある日、新島は組織の上部・依田に岩松の監視を命令される。岩松を裏切る自分に嫌悪感を抱きながらも、依田に説得され監視を続ける新島。やがて岩松が暴力団・金政会の会長と接触していることが発覚する。岩松が仕事にかなりのストレスを感じていることを知った新島はカタギになってやり直すことを進めるが、岩松はなかなかその踏ん切りがつかない。その事を隠した報告書を依田は信用し、新島は組織のボス・日沼と会い、そこで金政会の会長を殺すように命令される。だが、岩松の裏切りにより計画は失敗、日沼から岩松を殺す命令が下される。新島が事務所に戻るとすでに岩松の姿はなく、依田も殺されていた。湖で見つけた岩松から日沼を殺すことを告白された新島は、岩松を殺す。そして、新島の前には新たな絶望が現れるのだった。