シュガー&スパイス 風味絶佳 2006-09-16
監督:
中江功
脚本:水橋文美江
公開:2006-09-16/製作:2006年
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解説
山田詠美の短編小説「風味絶佳」を原作に、うぶな青年の初恋と失恋、成長を見つめたラブストーリー。もどかしくも初々しい恋の行方を、『冷静と情熱のあいだ』の中江功監督が繊細に描き出す。主演は、『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を史上最年少で受賞した柳楽優弥。初恋の相手役を、『パッチギ!』で数々の映画賞を総ナメにした沢尻エリカが演じる。主題歌を歌う人気ロックバンドのオアシスが、初めて邦画に楽曲を提供したことでも話題を呼んでいる。
あらすじ
東京、福生。毎日を平凡に過ごしている志郎(柳楽優弥)は、高校を卒業した後、”とりあえず”ガソリンスタンドで働いている。そんな中、志郎の職場に新しいバイトとして乃里子(沢尻エリカ)が入ってきたことで、志郎は感じたことのない感情を抱くようになる。やがて、乃里子と二人で会う回数が多くなり、そして同じ時間を過ごせることだけが幸せと感じるようになる。一方、乃里子も志郎に惹かれ始めていた。ある日、乃里子に頼まれて元カレ・矢野(高岡蒼甫)の所へ行くのについて行ったことがきっかけとなり、志郎は初めて自分の気持ちに気付き、それを口にする。「君が好きだよ」。志郎はそれが初めて「本当の恋」だと感じる。クリスマスが近づいてきた頃、乃里子からある提案をされる。「19になったら、一緒に暮らそう?」そんな幸せの中、矢野が乃里子の前に現れた。「お前は俺じゃなきゃだめなんだ」、そう言う矢野に抵抗しながらも、乃里子は隠していた自分の気持ちに気付き始めるのだった。「新しい恋」と「忘れたはずの恋」のはざまで揺れ動く乃里子。そんな乃里子の微妙な変化に気付き始めた志郎は、ただ、彼女を信じて待つことしかできなかった。