ハード・プレイ
あらすじ
アメリカ西海岸のベニス・ビーチ・コートでは、バスケットボール狂たちがピック・アップ・バスケット(2人組で得点を争う)のプレイに熱中していた。黒人のシドニー(ウェズリー・スナイプス)は賭けの稼ぎで妻ロンダ(ティラ・フェレル)と子供を養うプロ級の腕前だ。ある日、白人のビリー(ウディ・ハレルソン)が現れ、シドニーの挑発に乗って賭けにチャレンジし、シュートを決めた。愛人グロリア(ロージー・ペレズ)の待つアパートに帰ったビリーのもとにシドニーが訪ねて来て、コンビを組もうと誘い、翌日最初のボロ儲けに成功した。お互いに金が必要なシドニーとビリーに、1700ドルのゲームに挑むチャンスがやって来るが、シドニーのシュートが決まらず負けてしまう。しかしグロリアはビリーがシドニーのペテンにかけられたと直観し、2人が彼の家へ行くとシドニーは開き直るばかり。そこでロンダは、元手の金を出すからスポンサーつきで開催されるトーナメントに出場して欲しいと提案する。真剣勝負で闘い、5千ドルを手にしたシドニーとビリーは、山分けした賞金を賭け、夜のコートで勝負するがビリーが負け、グロリアは怒って家を出て行き、ビリーは借金しているストッキ兄弟につかまり、ひどい目にあわされた。ビリーはバスケ仲間でテレビ局に勤める男のつてで、クイズ狂のグロリアをテレビのクイズ番組に出場させることに成功する。捜し出したグロリアは大喜びで、強力なクイズ王たちを破って、見事8万ドルを稼いだ。2千ドルを就職資金にと、グロリアからもらったビリーは、全財産を盗まれてしまったシドニーに元手2500ドルの賭けにコンビを組んでモノにしようと誘われ、グロリアの反対も聞かず賭けに乗ってしまう。その勝負とは、地元で最も強いチームが久々にビーチに帰って来るので彼らに挑戦しようというものだった。シドニーとビリーは、ビリーが今まで出来なかったダンクシュートを決めて勝ち賞金を手にすることが出来、ビリーはグロリアと仲直りして、シドニー一家も無事引越すことができたのだった。