がんばっぺ フラガール!〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜 2011-10-29
公開:2011-10-29
old
解説
福島県いわき市の大型レジャー施設・スパリゾートハワイアンズのフラガールたちにスポットを当てるドキュメンタリー。東日本大震災による大きな被害を受けた同地で、スパリゾートハワイアンズの営業再開と踊りで笑顔を届けようとするフラガールたちをカメラが追う。監督は、『スキージャンプ・ペア ~Road to TORINO 2006~』の小林正樹。スパリゾートハワイアンズの前身である常磐ハワイアンセンターをテーマにした『フラガール』で主演を務めた蒼井優によるナレーションも見逃せない。
あらすじ
2011年3月11日に発生した東日本大震災。福島県いわき市は甚大な被害を受け、地震、津波、原発事故、風評被害の四重苦にあえいでいる。この地で“東北のハワイ”として長い間親しまれてきた大型レジャー施設スパリゾートハワイアンズが、開業前年に行ったフラガールたちの全国キャラバンを46年ぶりに復活させた。避難住民に一部の施設を提供しながら、営業再開に向けて動き出すスパリゾートハワイアンズ。自分たちも被災しているにもかかわらず、踊り続けることを決意し、“フラガール全国きずなキャラバン”へと向かうフラガールたち。“笑顔を街へとどけよう。私たちの原点に戻るんだ”。それは奇しくも、2006年の映画「フラガール」で描かれた、常磐ハワイアンセンター(=現スパリゾートハワイアンズ)創設時の危機的状況と重なるものでもあった。ステージでは決して笑顔を絶やすことなく、被災者を勇気づける彼女たちの姿を、カメラは4カ月に渡って追い続けた。