サラダデイズ -SALAD DAYS- 2003-12-16
公開:2003-12-16/製作:2015年
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解説
アメリカの首都・ワシントンD.C.に存在した初期DIYパンク・シーンの真実に迫った音楽ドキュメンタリー。後世に多大な影響を及ぼしたDIYパンク・シーンの真実が、本邦初公開となる写真やアーカイブ映像、当事者たちのインタビューから明らかになる。監督を務めたのは、12歳からD.C.パンク・シーンに親しみ、ハードコア・ファンジン『メトロジン』を立ち上げたミュージシャン兼音楽評論家のスコット・クロフォード。
あらすじ
アメリカ東海岸のワシントンD.C.は、ロックの歴史にも刻まれてしかるべきパンクの新しい流れが始まった都市である。音楽的にはバッド・ブレインズが道を切り開いて80年代初頭にマイナー・スレットがリードしたハードコア・パンクと、一部エモともリンクしながら80年代後半に広がったフガジに代表されるポスト・ハードコアだ。さらにD.C.は精神面でもパンクを進化させた。70年代のパンクのDIYスピリットを徹底して自主的なレーベルやライヴの活動を展開し、文句を言うだけでなく自らポジティヴなライフ・スタイルも実践。ダーティなイメージが強かったパンクの価値観も塗り替え、ハードコアにまつわるマッチョなアティテュードとは別のアプローチで攻め、パンクとオルタナティヴ・ロックの橋渡しもした。そういったD.C.の80年代の流れを、当時のライヴ映像を絡めながら多数の当事者たちがほぼ総出演して綴っていく映画である。