武蔵野S町物語 2012-06-16
監督:
金澤克次
脚本:木村健司,山地昇
公開:2012-06-16/製作:2012年
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解説
2000年に亡くなった作家、永倉萬治が失語症を乗り越えながら執筆した自伝的小説を「極道三国志」の金澤克次監督が映画化。昭和30年代の田舎町を舞台に、少年たちが生き生きと過ごした日々を温かく、ユーモアを交えて綴る。出演は、「まほろ駅前多田便利軒」の横山幸汰、「おかえり、はやぶさ」の大杉漣と宮崎美子。
あらすじ
昭和30年代。町で一番高い建物は3階建ての小学校。あちこちに繁る欅の大木以外は、何も視界を遮るものはなかった。まだ戦争の足跡が残るその街で、小学4年生の健一(横山幸汰)は、活発で力強い親友の明(岩崎治哉)、ひょうきん者の博(石川優生)、しっかり者のやすし(堀大雅)と兄の後に付いてまわるきよし(飯泉聖翔)の吉岡兄弟、イタチなど、ヤンチャな仲間たちと毎日、日が暮れるまで元気に遊んでいた。米屋の安ちゃん(海東健)のバイクへの憧れ、親友の日本脳炎、妹の自家中毒、同級生の女子への淡い恋心……。大きな事件から些細な出来事まで、少年だった健一が見て感じた全ての事は、いつまでも輝いて心に残っている……。時が過ぎ、大人になった健一(大杉漣)は、妻の有子(宮崎美子)とともに、心の中に大切にしまってあった思い出の場所をひとつひとつ紐解いていくのだが……。