うん、何? 2008-11-29

監督: 錦織良成
脚本:錦織良成
公開:2008-11-29/製作:2008年    old
日本
 

解説

『ミラクルバナナ』の錦織良成監督が、『白い船』に引き続き島根県三部作の第2弾として撮ったヒューマンドラマ。出雲神話の息づく島根県雲南市を舞台に、何気ない日常の優しさ、美しさをフィルムに焼き付ける。これが映画初主演となる『アオグラ AOGRA』の橋爪遼が平凡な高校生を好演。幼なじみ役の『少林少女』の柳沢ななとフレッシュな魅力を放っている。神話と一体となった大自然の豊かさと、そこで生きる人々の小さなドラマが胸に響く。

あらすじ

島根県・雲南市。須賀鉄郎(橋爪遼)は、棚田が広がる高台の農家に暮らす雲南高校3年生。父・伊佐郎(菅田俊)の工場で作られる新鮮な牛乳を入院中の母・奈美(宮崎美子)に毎朝届けることが彼の日課だった。目下の悩みは卒業後の進路と、想いをなかなか伝えられずにいる幼馴染で同級生の稲田多賀子(柳沢なな)のこと…。夏休み前のある日、郷土を愛してやまない熱血教師・尾崎拓也(甲本雅裕)は鉄郎たちクラス一同を、特別授業と称して市内の名所・旧跡に連れ出す。出雲神話の伝承地のひとつ、八口神社にある“印瀬の壺神”。ここにはスサノオノミコトがヤマタノオロチ退治の時に八塩折の酒を入れた八つの壺のうちのひとつがまつられており、昔、中の壺を見ようと一人の青年がふたを開けると、地鳴りがして大雨が降ったと言い伝えられてきた。鉄郎のクラスメート、西尾裕二(松澤傑)と神在久美子(平田薫)は、鉄郎と多賀子の仲を取り持とうと“龍頭が滝”に二人を呼び出すが上手くいかない。さらに懲りない裕二は宇都宮国彦(岡太一)と謀り、今度は“天が淵”へ誘い出すが、これも失敗に終わった。そんな中、多賀子の水泳部の先輩で、オリンピック強化選手にも選ばれている佐藤信吾(黄川田将也)が夏休みを利用して帰ってくる。400年の歴史を誇る大東七夕祭りの日。久美子と玉串圭子(加藤侑紀)は、信吾を見つけると、多賀子を押し付けようとする。その時、鉄郎たち3人はある企みのため“壺神”の前に立っていた……。

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