玄牝 -げんぴん-

公開: 2010年/製作:2010年    old
日本
 

解説

愛知県岡崎市にある、昔ながらの自然なお産を行う産科医院・吉村医院。そこに集まってきた妊婦たちの姿を通して、吉村院長の信念を描くドキュメンタリー。「殯の森」の河瀬直美監督が、自ら16mmフィルム・カメラで撮影した。音響設計は、「私は猫ストーカー」の菊池信之。音楽は、パスカルズを率いるロケット・マツ。35mm/HD。

あらすじ

愛知県岡崎市。木々が生い茂る森の中にある産婦人科、吉村医院には、自然に子を産みたいと願う妊婦たちが全国から集まってくる。4人目の子供を身ごもっている緑さんは、最初のお産で、知らないうちに陣痛促進剤を打たれ、分娩台に乗った瞬間に吸引されてお腹を押された経験を涙ながらに語った。雨の降るある日の早朝、陣痛が始まった緑さんは、夫、母親、息子たちに見守られるなか、静かに出産する。生まれたばかりの赤ちゃんを抱いた緑さんの口から出るのは、ありがとうという言葉だけだった。彼女の幼い息子は、目に溜まった涙を自分の袖でぬぐっている。別のある晴れた日、本作の音楽を担当するパスカルズのマツさんが、吉村医院の庭に集まっている妊婦さんたちの前でピアニカの演奏を始める。そばで薪割りをしていたしげ美さんは、感極まって涙を流す。しげ美さんは、娘とふたりだけでお産に臨もうとしていた。お産に怖いイメージを持っていたという麻理さんは、土の匂いを嗅ぐと癒されると、おばあちゃんの畑仕事の手伝いに通っている。昔みたいなお産をすると問いかけられたおばあちゃんは、自分たちのときは生まれるまで田んぼで仕事をしていたと応える。吉村医院を支える助産師たち、自然なお産に対して揺るぎない信念を持つ吉村医師らにも、さまざまな思い、葛藤がある。

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