光 2017-11-25
監督:
大森立嗣
公開:2017-11-25/製作:2016年
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解説
「舟を編む」などで知られる直木賞作家・三浦しをんの小説を、『ぼっちゃん』などの大森立嗣監督が映画化したサスペンス。大災害で生き残った3人の男女が25年後に再会し、逃れることのできない運命に翻弄(ほんろう)されるさまを描く。主人公とその妻を井浦新と橋本マナミ、幼なじみを瑛太、元恋人を長谷川京子が演じ、過去の秘密によってそれぞれの狂気が呼び起こされる様子を体現する。
あらすじ
東京の離島、美浜島。記録的な暑さが続くなか、中学生の信之は閉塞感を抱きながら日々を過ごしている。だが、同級生の恋人・美花がいることで、毎日は彼女を中心に回っていた。一方、信之を慕う年下の輔は、父親から激しい虐待を受けているが、誰もが見て見ぬふりをしていた。そんなある夜、美花と待ち合わせをした場所で、信之は美花が男に犯されている姿を目撃。美花を救うため、信之は男を殺してしまう。次の日、理不尽で容赦ない自然の圧倒的な力、津波が島に襲いかかり、全てが消滅。生き残ったのは、信之のほかには美花と輔とろくでもない大人たちだけだった……。それから25年。島を出てバラバラになった彼らのもとに過去の罪が迫ってくる。妻(橋本マナミ)と一人娘とともに暮らしている信之(井浦新)の前に輔(瑛太)が現れ、過去の事件の真相を仄めかす。封じ込めていた過去の真相が明らかになっていくなか、信之は、一切の過去を捨ててきらびやかな芸能界で貪欲に生き続ける美花(長谷川京子)を守ろうとするのだが……。