学校の怪談4 1999-07-10
解説
人気ホラー・シリーズの第4弾。監督は1と2と同じ平山秀幸。戦前の海辺の小学校。校庭でかくれんぼをして遊ぶ小学生たち。そこへ突如大きな高波が押し寄せ5人の子どもがさらわれる。60年後の現在。夏休みを利用して海辺の町に暮らす従姉の家にやってきた小学生の兄妹・恒と弥恵。しかし、その日以来、町では子供たちが次々と姿を消す事件が起きる。町中を恐怖が襲う。海岸には昔高波にさらわれた子供たちの地蔵があった。が、そこにあったのは、4つ……。
あらすじ
夏休みを利用して、東京から海辺の町・戸野崎に恒と弥恵の兄妹がやってきたのは、何年ぶりかの大型台風が上陸した日のことだった。「嵐の日には、海で死んだ人たちの霊が帰ってくる」。従姉のあゆむが語る町の言い伝えに、恒は背筋が寒くなるような感覚に襲われる。果たして、翌日から町の子供たちが行方不明になる事件が発生した。児童会長の周治が少年の幽霊に海に引きずり込まれ、小三トリオのひとり・護が幽霊電車に連れて行かれ、あゆむの親友の須美子も小さな女の子の幽霊に連れさらわれた。そして、町に来てからずっと昔に津波で流された木造の古い学校の中でかくれんぼの鬼をさせられる奇妙な夢に悩まされていた恒も、灯篭流しの夜、弥恵の前から姿を消してしまうのであった。兄を連れ戻す為、弥恵は文房具屋の謎の老人・関川に助けを求める。実は、彼は古い学校が津波に流された時、友達とかくれんぼしていて、ひとりだけ助かった子供であった。しかも、昨年亡くなったという彼自身も幽霊。かくれんぼの時、鬼をしていた彼は友達を救うことが出来ず、それをずっと悔やんで天国へいくことが出来ないでいたのだ。そこで、弥恵は関川と海に沈んだ校舎へ行くことを決意する。子供たちは、恒たちをさらってかくれんぼの続きをさせていたに違いない。ならば、関川と一緒に隠れていた子供たちを見つけてやれば、恒たちを解放してくれる筈だ。そして、老人と弥恵は子供たちを見つけてやることに成功。漸くこの世への思いを断ちきることが出来た子供たちと関川は天国へ昇天し、行方不明になっていた子供たちも無事帰ってくるのであった。