もみの家 2020-03-20

監督: 坂本欣弘
脚本:北川亜矢子
公開:2020-03-20/製作:2019年    old
日本
 

解説

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」でブルーリボン賞、報知映画賞ほか新人賞を多数受賞した南沙良主演の人間ドラマ。心に不安を抱えた若者を受け入れるもみの家にやってきた彩花は、周囲の人々との出会いや豊かな自然の中で、徐々に自分と向き合い始める。監督は、「真白の恋」の坂本欣弘。出演は、「散り椿」の緒方直人、「二宮金次郎」の田中美里、「37セカンズ」の渡辺真起子。

あらすじ

心に不安を抱えた若者を受け入れる施設・もみの家に、半年間不登校で、心配する母親・朋美(渡辺真起子)に促されて16歳の彩花(南沙良)が俯きながらやってくる。笑顔で招き入れるもみの家の主宰・泰利(緒形直人)は、ここでは早寝早起きで農作業を行うことを説明し、腹を括って見守ってほしいと告げる。母親は彩花のことを心配しながら、東京に帰る。朝、寮生たちはそれぞれが担当している当番をこなして食卓に着く。寝不足で食事が喉を通らない彩花に、泰利は自分たちで作った野菜を勧める。泰利の妻・恵(田中美里)もきゅうりの糠漬けを差し出すが、彩花は匂いが苦手だと言って食べようとしない。昼、畑で作業していると、お調子者の伴昭(上原一翔)がふざけて彩花を泥の中に突き飛ばす。伴昭は謝罪し、他の寮生も声をかけるが、彩花は泥だらけのまま無言で立ち去る。もみの家の近所に住むハナエ(佐々木すみ江)はその姿を見て驚き、声をかける。彩花は、堰を切ったように声を上げて泣き出す。彩花はもみの家での生活に徐々に慣れていき、周囲に暮らす人々との出会いや、豊かな自然に囲まれて過ごす穏やかな時間のなかで、少しずつ自分と向き合い始める……。

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