ガッツ伝説 愛しのピット・ブル 2006-01-14
公開:2006-01-14/製作:2005年
old
解説
自著「ガッツ伝説」が爆発的にヒットし国民的な人気を集めたガッツ石松主演の人情ドラマ。下町風情が残る東京近郊の商店街を舞台に、ペットショップを営む心優しい昔気質な男にガッツがふんし、マドンナ役の麻生祐未を相手に淡い恋物語をつづる。これまで舞台演出を多く手掛けてきた野伏翔監督の男気あふれる硬派な演出が冴える中、愛する人のためにクライマックスで大太鼓を打ち鳴らす、ガッツの純朴な姿にも胸を打たれる感動作。
あらすじ
10年前に事故で最愛の妻・百合と小学生の娘・チカを亡くして以来、やもめ暮らしを送っている元ボクサーの森田石松(ガッツ石松)。東京近郊のとある商店街で小さなペットショップを営む彼は、ある日、少女・美雨と知り合ったことから、彼女の母・かな子(麻生祐未)に想いを寄せるようになる。やがて、石松の不器用だが真っ直ぐな性格はかな子の心を癒し、彼女に7年間行方知れずの夫との訣別を決意させる。そして、そんなかな子に想いを伝えようと、石松は祭太鼓を叩く約束をするのだが、その矢先、洋品店の娘でチカと仲の良かったイチコがヤクザと関係のある窃盗団に誘拐されたとの報せが飛び込んで来た。イチコを助けるべく、親友で仏具店店主の葉介と共に宗田組事務所に乗り込んだ石松は、組員たちを倒しイチコを救出することに成功、急いで太鼓を叩きに戻るも警察に邪魔され約束を果たすことは出来なかった。祭りの日、青年団に混じって石松が太鼓を叩いている。その音は、まるで帰京の途に着いたかな子へのエールのようにも聞こえた。