極道記者 1993-07-19

公開:1993-07-19    old
 

解説

 塩崎利雄による同名の自伝的小説を、望月六郎が前川洋一と共同で脚色し監督した作品。ギャンブルと女に目がない競馬記者の生き様と活躍を描く。本作は好評を博しシリーズ化され、全三作が製作された。
 関東スポーツで競馬を担当する記者の松崎辰雄は、人から極道記者と呼ばれていた。ノミ屋から金をせしめる計画に乗った松崎だったが、相手がヤクザを雇ったことからトラブルとなり、知り合いの前川というヤクザに仲介してもらう。ソープ嬢の朱美の家を訪れた松崎は、妹の由紀と関係し朱美を激怒させてしまう。自暴自棄になった朱美は前川の罠にはまり、博打で900万円もの借金を背負わされた。だが前川がチンピラに刺され死亡してしまい…。

あらすじ

関東スポーツの競馬記者・松崎、人呼んで“極道記者”。いきつけのスナックの飲み仲間・梅崎から競馬のノミ屋をはめる企てに加わるよう頼まれた松崎はレースを予想し、見事に成功するが、いざ金をせしめる段になると相手はヤクザを雇ってきた。困り果てた梅崎は再度松崎に泣きつき、彼は仕方なく腐れ縁のヤクザ・前川に介入してもらい、事なきを得る。そんなある日、いつものように朱美の部屋を訪れた松崎は待ち伏せしていた妹の由紀と寝てしまう。その事を知った朱美は自暴自棄になり、前川に誘われるまま手本引きの博打に手を出し九〇〇万も取られてしまった。その金を松崎は肩代わりしようとするが、逆に博打に負け五〇〇万の借金を作る。そんな松崎に競馬のカモを紹介し、手を組んでひと儲けしようと持ちかけた前川は、だがチンピラとのいざこざで足を刺され、出血多量であっけなく死んでしまった。松崎や博打の仲間たちは、前川が死の間際に予想したマティリアル杯の馬券枠番1―6を弔いの意味も込めて買い、それは見事に的中する。だが松崎は感傷に留まることなく、また次のレースにと向かうのであった。

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