HINOKIO ヒノキオ 2005-07-09
監督:
秋山貴彦
脚本:秋山貴彦,米村正二,末谷真澄
公開:2005-07-09/製作:2004年
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解説
ヒトとヒトのつながりを描いた感動のピュア・ストーリー。メガフォンをとるのは、これが第1回監督作品となる秋山貴彦。本郷奏多と中村雅俊が、亡き母を想い心を閉ざした少年と彼を想う父親にふんしている。遠隔操作のロボットがコミュニケーションツールとなり、社会と断絶した少年が、再び結びついていく様子を優しいまなざしで描いた作品。
あらすじ
突然の事故で母親を亡くし、そのショックからリハビリも拒否。車椅子生活を続ける不登校の小学生・サトルは、ある日、技術者の父親・薫が開発した遠隔操作ロボット“H―603”による代理登校を始める。材料に檜が使われているところから、クラスメイトに“ヒノキオ”と言うあだ名をつけられたサトル。やがて、彼はヒノキオを通じてクラスの女ガキ大将・ジュンとその子分、丈一と健太と心を通わせるようになっていく。だがそんな矢先、ジュンの突然の転校が決まり、更にH―603が軍事目的に開発された戦闘用ロボットだと言う虚実の判らない記事がクラスにバラ撒かれた。再び心に傷を受け絶望したサトルは、ヒノキオを踏切に飛び込ませるが、父のコンピュータから“感覚フィードバックシステム”をヒノキオに勝手にインストールしていた為、サトル自身も瀕死の重傷を負ってしまう。しかし、臨死体験の中で母親と再会した彼は、心癒され励まされ、奇跡の生還を果たすのだった――。四月、中学生になったサトルは自身で登校するまでに快復。そこで、ジュンと再会を果たす。