キリング・ゾーイ

公開: 1993年/製作:1993年    old
アメリカ,フランス
 

解説

破滅にむかって突っ走る男と、彼が呼び寄せた金庫破りの天才、そして娼婦と銀行員の2つの顔を持つ娘。3人の愛憎が交錯する銀行襲撃事件の顛末を描いたいたバイオレンスアクション。「レザボア・ドッグス」のクエンティン・タランティーノが製作総指揮を務め、彼の盟友のロジヤー・エイヴァリーが監督デビューを飾っている。製作は「トゥルー・ロマンス」のサミュエル・ハディダ、エグゼクティヴ・プロデューサーはタランティーノと「レザボア・ドッグス」のローレンス・ベンダー、ベッカ・ボス。撮影はトム・リッチモンド、音楽はトマンダンディ、美術は「ナイト・オブ・ザ・コメット」のデイヴィッド・ワスコが担当。主演は「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」「ニキータ」のジャン・ユーグ・アングラード、「恋愛の法則」のエリック・ストルツ、「「彼女」の存在」のジュリー・デルピー。共演は「ボディガード(1992)」のゲイリー・ケンプら。

あらすじ

アメリカからパリにやって来たゼッド(エリック・ストルツ)は、偶然乗ったタクシーの運転手が気を利かせてホテルに寄越したコールガールのゾーイ(ジュリー・デルピー)と出会う。彼女は昼間は普通に働きながら美術学校に学んでいると言った。2人は部屋のTVが「吸血鬼ノスフェラトウ」を映し出す中で、情熱的に愛し合う。やがてゼッドの旧友エリック(ジャン・ユーグ・アングラード)が訪ねてきて、ゾーイを乱暴に追い返すとゼッドをアジトに案内した。エリックは、5人の仲問たちに引さ合わせる。ゼッドは天才的な金庫破りで、パリ国際銀行襲撃を企むエリックが彼を呼び寄せたのだ。明日の決行を前に、酒とドラッグの馬鹿騒ぎが始まる。エリックはエイズに感染していると告白した。ドラッグで朦朧となったゼッドに、仲問のオリヴァー(ゲイリー・ケンプ)が「奴はお前を愛している」と囁く。一夜明けた革命記念日、7人の男たちは銀行襲撃を開始した。人質を次々と簡単に殺すエリックに疑念を抱きながら、ゼッドは地下の金庫室で仕事を始める。人質の中には、銀行員として働くゾーイの姿もあった。仲間の1人が警備員に射殺されたのをきっかけに、一味は大混乱となる。ゾーイをかばおうとしたゼッドにエリックは嫉妬して、彼を殺そうとする。工リックが銃の狙いを定めた時、踏み込んできた警官隊が彼を射殺した。ゾーイはゼッドを客の一人だと証言して現場から離れ、彼を優しく介抱した。

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