シネマ歌舞伎 桜姫東文章 下の巻 2022-04-29
公開:2022-04-29/製作:2022年
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解説
四代目鶴屋南北による、恋の因果を描いた歌舞伎史上最もスキャンダラスでドラマティックな物語の下の巻。自分を襲った顔も名前も知らぬ男を思い続ける桜姫、あらゆる悪事に手を染める危険な男・権助、かつての恋人と姿を重ねて桜姫に執着する僧・清玄を中心に、各々の欲望が絡み合う。僧の清玄と悪党権助の二役を演じるのは片岡仁左衛門。そして清玄の道ならぬ恋の相手・白菊丸とその生まれ変わりの桜姫を演じるのは坂東玉三郎。今回シネマ歌舞伎となるのは、この演目で二人が最後に共演してから実に 36 年ぶりとなる令和3年4・6 月歌舞伎座公演。伝説の「孝玉コンビ」の復活に、コロナ禍にも関わらずチケットは瞬時に完売した。上の巻・下の巻ともに、本編冒頭に片岡仁左衛門、坂東玉三郎のインタビュー映像を収録。本演目に対する考えや、上演した際の想いなど、シネマ歌舞伎だけの特別映像が楽しめる。仁左衛門、玉三郎は編集協力として本作の制作にも参加、細部までチェックを行い、こだわりの詰まった映像作品となっている。