ソレンティーノの助監督を務めたメッシーナが、フランスを代表する女優ジュリエット・ビノシュと若手ホープのルー・ド・ラージュを迎えた監督デビュー作。大切な人が不在のなか、2人の女性の心理や関係性の変化に洗練された演出で焦点を当てる。シチリアの片田舎。邸宅で孤独な日々を過ごすアンナの元に、息子ジュゼッペの恋人のジャンヌが突然やって来る。ジュゼッペに招かれたというが、彼の姿はなかった。ヴェネチア国際映画祭コンペ部門出品作品。