戦後、愚連隊や独立組織が乱立する中京は豊橋。親分衆からも一目置かれる川尻雅彦という若き男が一家を立ち上げた。懲役も覚悟の上で、子分の仇討ちにもみずから向かうその真っ直ぐな侠気は、敵対組織の者たちを恐れさせる。そして川尻は関西の矢代組の侵攻をはじめ、外敵から中京を守るため、連合結成へと奔走。やがて全国に“東海のドン”という異名を轟かせていく。