ツイン・ドラゴン 1992-04-25
公開:1992-04-25/製作:1992年
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解説
元不良たちの暴走と悲哀を描いた、田中宏原作の人気コミックを映画化したバイオレンス・ドラマ。かつての仲間にもたらされた事件をきっかけに、パッとしない現状に見切りをつけ、運命のままにひた走る中年男の生きざまを熱く切なく映し出す。メガホンを取るのは、衝撃のデビュー作『鬼畜大宴会』から『海炭市叙景』まで、日本映画界の鬼才として活躍する熊切和嘉。元暴走族トップの主人公を、お笑いコンビチュートリアルの徳井義実が演じるほか、林遣都、阿部サダヲ、元BLANKEY JET CITYの中村達也など、個性豊かで豪華なキャストにも注目だ。
あらすじ
香港のある病院から、生まれたばかりの双子の弟がさらわれた。彼はホステスに拾われ、香港の暗黒街で育つ。一方、兄のほうは両親とともにアメリカに渡り、裕福に暮らしていた。28年後、新進指揮者として活躍するマー(ジャッキー・チェン)は演奏旅行で香港に戻り、チンピラになっていたジャッキー(ジャッキー‥二役)と偶然再会。ジャッキーは、兄弟分のターザン(テディー・ロビン)が惚れ込んだバーバラ(マギー・チャン)のためにギャングともめていた。マーの世話係のサリー(ニナ・リー)は、ジャッキーをマーと間違えたうえ、彼のたくましさに夢中になる。一方、バーバラもマーをジャッキーと勘違い、2人は恋に落ちる。そこへギャングが現れ、これも間違えてマーを誘拐。ジャッキーはマーになりすまして見事演奏会を終え、逃げ出してきたマーとともに、人質になっていたターザンを救い出しに行く。壮絶な戦いの末、ギャングを倒した2人は、バーバラとサリーとめでたく結ばれるのだった。