あの日のオルガン 2019-02-22
監督:
平松恵美子
脚本:平松恵美子
公開:2019-02-22/製作:2019年
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解説
戦時中に多くの園児たちを疎開させ東京大空襲を逃れた保育園を、戸田恵梨香と大原櫻子のダブル主演で映画化。1944年、空襲が激しさを増す中、東京・品川にある戸越保育所の保母は幼い園児たちの命を守るため、親たちを説得し、埼玉の寺に集団疎開させる。監督は、長らく山田洋次監督との共同脚本や助監督を務め、「ひまわりと子犬の7日間」で初めてメガホンを取った平松恵美子。久保つぎこの『君たちは忘れない-疎開保育園物語』(2018年、『あの日のオルガン 疎開保育園物語』に改題、加筆・修整され復刻)をもとに、園児たちの命を守り育てた保育士たちの物語を描く。
あらすじ
太平洋戦争末期の1944年、戸越保育所の主任保母・板倉楓は、園児たちを空襲から守るため、東京から遠く離れた疎開先を模索していた。最初は子どもを手放すことに反発していた親たちも、日々激しくなる戦火に、せめて子どもだけでも生き延びて欲しいという一心で保母たちに我が子を託す。ところが、ようやく見つかった埼玉の受け入れ先は、雨戸もないボロボロの荒れ寺だった。幼い子どもたちとの生活は問題が山積み。それでも保母たちは、懸命に子どもたちと向き合い、みっちゃん先生はオルガンを奏で、みんなを勇気づけていた。戦争が終わり家族で過ごせる日を夢見て…。そんな願いをよそに1945年3月10日、米軍の爆撃機が東京を襲来。やがて、疎開先にも徐々に戦争の影が迫っていた―。