素敵なダイナマイトスキャンダル 2018-03-17

監督: 冨永昌敬
脚本:冨永昌敬
公開:2018-03-17/製作:2017年    old
日本
 

解説

1970~80年代にサブカルチャーを牽引した雑誌編集長・末井昭の若き日を柄本佑が演じた青春ドラマ。幼い頃に母が隣家の男とダイナマイトで心中するという壮絶な体験をした末井。上京後彼は発禁と創刊を繰り返しながら、多くの雑誌を世に送り出していく。監督は「南瓜とマヨネーズ」の冨永昌敬。笑いと狂乱に満ちた当時のアンダーカルチャーシーンを浮かび上がらせる。また、末井の母を演じた尾野真千子と原作者である末井昭本人が主題歌『山の音』を歌っている。

あらすじ

ときは80年代、東京。雑誌「写真時代」編集長・末井昭(柄本佑)は、ワイセツ文書販売の疑いで刑事(松重豊)の説教を食らっている。「お母さんは肩身が狭いぞ」と言われ、つい爆笑する末井。母親(尾野真千子)は彼の幼少期に、山の中で浮気相手とダイナマイト心中していたのだ。
遡ること60年代末、父親(村上淳)に嫌気がさして飛び出した末井は、下宿屋で出会った妻(前田敦子)と暮らしながら、グラフィックデザイナーを志望。親友(峯田和伸)とは革命的デザインを熱く語り合う一方、青臭い表現欲は職場では即ボツ。折しも経済成長期、男たちの下半身も急成長。転職した末井は、キャバレーの看板描きとして過ごす毎日に鬱憤をつのらせ、夜の街を全裸で疾走する。
しかし、70年代はエロ雑誌の成長期。昔馴染みから誌面デザインを引き受けるうち、新雑誌の編集長に。名もなき男たちへ名もなき女たちの裸体を届けながら、彼の雑誌はサブカルチャーの一翼を担うほどのヒット。若い愛人(三浦透子)と逢瀬を重ねながら、ふと胸をよぎる母親の最期の姿。数奇な運命を背負い、狂騒の時代を転がり続けた末井昭が、たどり着く先は―――?!同名の自伝的エッセイ、待望の映画化!

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