心中天使 2011-02-05

公開:2011-02-05/製作:2010年    old
 

解説

『溺れる人』で鮮烈なデビューを飾った一尾直樹監督が、自身が拠点としている名古屋の企業などの全面協力により約10年ぶりに撮り上げた長編第2作。それぞれまったく別々の場所で暮らす3人が、あることをきっかけに奇妙な思いに取り付かれる様子を日常の出来事と共につづる。メインキャラクターを演じるのは、『殯(もがり)の森』の尾野真千子や『花とアリス』の郭智博、ミスマガジン2009でミス週刊少年マガジンに選ばれた菊里ひかり。光り輝く風景の中で映し出される、不思議な自己発見体験に引き込まれる。

あらすじ

ある昼下がり、ピアニストのアイ(尾野真千子)は、青空の彼方から“なにか”が自分の心の中に落ちてくるのを感じる。同じころ、離れた場所で暮らしている会社員のユウ(郭智博)、高校生のケイ(菊里ひかり)も同じ感覚に襲われ、3人はその場で気を失ってしまう。3人はすぐ何事もなかったかのように目覚めるが、その日を境に、奇妙な思いに取りつかれるようになる。それまで気にも留めなかった些細な出来事が、なにかのメッセージを伝えているように感じられ、“なにかが私を呼んでいる”という奇妙な思いは日に日に強くなる。アイは家族を避けるような言動を取り始め、父(國村隼)と母(萬田久子)は戸惑いを覚える。ユウは殻に閉じこもるようになり、ユウの恋人(遠野あすか)は不安を隠せない。ケイの母(麻生裕未)も、娘の様子がいつもと違うことが気になって仕方がない。そんなある日、猫を抱く謎の女性(内山理名)が現われる。それ以来、アイ、ユウ、ケイの思いがシンクロし始め、3人は同じイメージを見、同じメロディを聞き、同じ言葉を呟くようになる。

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