そのときは彼によろしく 2007-06-02
監督:
平川雄一朗
脚本:いずみ吉紘,石井薫
公開:2007-06-02/製作:2007年
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解説
『いま、会いにゆきます』の人気作家・市川拓司が、2004年に発表した恋愛小説を映画化した純愛ストーリー。幼なじみの3人の男女を主人公に、彼らがおりなす奇跡的な友情と恋愛模様を、みずみずしく繊細(せんさい)なタッチでスクリーンに映し出す。それぞれに純愛映画の代表作をもつ、長澤まさみ、山田孝之、塚本高史が共演を果たした。実力派の旬の若手俳優による確かな演技の積み重ねと、心から相手を想う力が奇跡を起こすテーマが心を揺さぶる。
あらすじ
かつて、滝川花梨・遠山智史・五十嵐佑司の三人は、小さな湖畔の廃バスを秘密基地に遊びまわっていた。水草が大好きだった智史は水草屋の店長になることが夢で、絵が得意だった佑司は画家、両親の顔も知らない花梨は智史と佑司の夢に寄り添うように水草屋の看板娘と画家のモデルになることが夢だと言って、将来を誓い合っていた。それぞれの事情で離れ離れになった13年後。幼なじみと誓い合った夢だったアクアプランツ(水草)の店・トラッシュを開店した智史(山田孝之)のもとに、ある日突然、トップモデルの森川鈴音(長澤まさみ)がやってくる。とまどう智史だったが、鈴音との奇妙な共同生活を始める。なぜか鈴音に懐かしさのようなものも感じていた智史。それもそのはず、実は鈴音は離れ離れになっていた幼なじみ・滝川花梨だったのだ。遅ればせながら、二人は再会を喜び合う。音信不通だったもう一人の幼き日の親友・佑司の居場所が判明し、二人は画家になったかどうかを確かめに会いにいくが、再会した佑司(塚本高史)は事故に遭い昏睡状態だった。そして時同じくして、残された時間があとわずかであるという花梨の秘密が明らかになる……。