丹下左膳 百万両の壺 2004-07-17
公開:2004-07-17/製作:2004年
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解説
数ある左膳映画の中でも最も人気が高く、日本映画屈指の名作として国際的にも評価されている山中貞雄監督作品「丹下左膳余話 百万両の壺」(35)の完全リメイク。豊川悦司が丹下左膳を演じ、その妻お藤には和久井映見。ひょんなことから孤児の少年の面倒を見るハメになった左膳が、戸惑いながらも親子の情を育んでいくかたわら、柳生家伝来の秘宝“こけ猿の壺”争奪戦に巻き込まれていく。
あらすじ
江戸、徳川吉宗の時代。主君の密命を受けた丹下左膳(豊川悦司)は、ある名刀を盗みに入るが失敗。さらに主君に裏切られ、右目と右腕を失ってしまう。それから数年後、左膳は、窮地を救ってくれたお藤(和久井映見)の伴侶となり、彼女の営む射的場の用心棒として暮らしていた。一方、こちらは柳生の里。当藩藩主は、以前、実弟・源三郎(野村宏伸)の結婚祝に贈った“こけ猿の壺”に、莫大な隠し軍資金の場所が隠されていると知り大慌て。しかも、源三郎の妻、萩乃(麻生久美子)は、壺を廃品回収屋に売ったと言う。こうして壺の秘密を知った源三郎は、その日から壺を探して江戸をウロウロさまようことに。その頃左膳とお藤は、ある事情から親をなくした5歳の少年・ちょび安(武井証)を預かることに。最初は快く思っていなかったが、次第に本当の親子以上の情が芽生えてくる。しかし、何故かちょび安が“こけ猿の壺”を持っていたことから、事態は思いもよらない方向に転がってゆく。