ブルース・リーの生と死

公開: 1973年/製作:1973年    old
香港
 

解説

クンフー映画のスーパースター、ブルース・リーの生涯を追ったドキュメンタリー。彼が急逝した年に製作され、地元香港でも短期間上映されたのみで、マニアの間では長く「幻の作品」とささやかれていた。73年7月、サモ・ハン・キンポーらが駆けつけた葬儀の模様から始まり、遺作となった「燃えよドラゴン」をはじめとする主演作のハイライト場面やリハーサル風景、未公開スチール写真、主を失った家の様子、彼にゆかりのある人々の談話などで構成。さらにリー幻の企画『武道』の本人による朗読、「死亡遊戯」の未発表フィルム集など、珍しい映像も多数集められている。監督はウー・シン、撮影はリ・ユ・タンとチャン・ヤオ・チュ、音楽はジョゼフ・クー。

あらすじ

香港とシアトルで行われた盛大な葬儀と主演作の名場面の数々、リー作品に関わった香港映画人たちが偉大なる英雄に捧げた鎮魂歌。1973年7月20日、32歳の若さで急逝したブルース・リー。香港が生んだ国際的英雄の突然の死の直後、彼の映画に関わった香港のスタッフたちによって急遽製作されたドキュメンタリー。リンダ夫人や子供たちが悲しみにくれる香港での盛大な葬儀の模様や主を失った自宅の整理に始まり、その生涯や映画界での成功を主演作の名場面をふんだんに使って描き、シアトルでの再度の葬儀で幕を閉じる思い入れたっぷりの構成。香港ではリーの死から2ヵ月半後、まだ大きな衝撃の余波に揺れる中で緊急公開されたが、多くの熱狂的なファンたちはこのあまりにも切なく、悲痛な内容を受け入れることができず、上映は7日間で終了、その後長らく幻の作品となった1本。

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