フローレンスは眠る 2016-03-05
公開:2016-03-05/製作:2016年
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解説
デビュー作『369のメトシエラ -奇跡の扉-』の兄弟監督、小林克人と小林健二が放つクライムサスペンス。同族経営企業の次期社長誘拐事件の行方を、彼らが秘匿する伝説のブルーダイヤをめぐる謎を絡めて活写する。テレビドラマ「闇金ウシジマくん Season2」などの藤本涼、『トーク・トゥ・ザ・デッド』などの桜井ユキをはじめ、前田吟、東幹久、宮川一朗太、山本學らが結集する。二転三転する展開に加え、多くの同族経営企業が抱える後継者問題にフォーカスした視点にも注目。
あらすじ
同族経営の中堅化学工業会社・佐藤理化学工業の次期社長・佐藤英樹(宮川一朗太)が誘拐された。英樹の命と引き換えに犯人が要求してきたのは、幻のダイヤモンド“フローレンスの涙”。ところが、父親である現社長・佐藤善一郎(山本學)も、叔父の副社長・佐藤勇次郎(前田吟)も、犯人の要求に応じようとしなかった。英樹を見捨てるという決断に驚いたのは、誘拐犯である社長秘書の牧羽剛(藤本涼)だった。25年前、母親が“フローレンスの涙”のために会社の犠牲となって自殺に追い込まれた事件を知った剛は、復讐の機会を狙っていたのだ。剛と手を組んだ英樹の元恋人で秘書課勤務の氷坂恵(桜井ユキ)は、その暴走を止めようとする。そして、剛の脅迫を受けて病に倒れる善一郎。一方、勇次郎は、この状況を利用し、自分の息子を使って会社の乗っ取りを画策し始める。人命を捨ててまで守ろうとする“フローレンスの涙”に隠された秘密とは何なのか……?