ベイブルース ~25歳と364日~ 2014-10-31

公開:2014-10-31/製作:2014年    old
日本
 

解説

1994年に25歳の若さで亡くなった漫才コンビ、ベイブルースの河本栄得の短くも熱い生きざまを描いた人間ドラマ。相方だった高山トモヒロが河本との思い出をつづった小説を、自らメガホンを取って映画化した。『パッチギ!』などの波岡一喜と趙民和がベイブルースにふんし、彼らが活動当時披露した漫才ネタを熱演。そのほか彼らとNSC(吉本総合芸能学院)で同期だった雨上がり決死隊の宮迫博之をはじめ、ココリコの遠藤章造、オール阪神・巨人のオール巨人ら仲間の芸人たちも友情出演する。

あらすじ

かつて風のように時代を駆け抜けた若き漫才師がいた。彼の名は河本栄得(趙[王民]和)。高校時代の同級生である相方・高山知浩(波岡一喜)とともに吉本総合芸能学院“NSC”の門を叩き、7期生として雨上がり決死隊、トゥナイトのなるみ、ナインティナインの矢部浩之の兄・矢部美幸たちと机を並べた。卒業後はコンビ名を“ベイブルース”と改め、上方お笑い大賞最優秀新人賞やABCお笑い新人グランプリなどの新人賞を次々と獲得。若手有望株の筆頭に躍り出る。歌手としてCDリリースも決まり、ベイブルースは将来を嘱望される漫才コンビとなった。漫才に対する姿勢は、同期の中でも群を抜く厳しさで、寝る間も惜しんでネタ作りと漫才の練習に打ち込む日々。ボケとツッコミのタイミングも徹底的に拘り、コンピューター並みの正確さを要求。自分のボケに対してツッコミが期待通りではなかったと、高山を怒鳴りつけることも少なくなかった。人は河本を“天才”とも“悪魔”とも評し、畏敬の念を抱きつつ、その活躍を見守っていた。しかし今、彼の姿はない。何もかも絶好調だった1994年秋、河本はテレビのロケ中に体調不良を訴えて入院。それからわずか2週間後の10月31日、劇症肝炎による脳出血のため、25年と364日の生涯を閉じた。その短くも鮮烈な生き様は、激しさと優しさに溢れ、今でも芸人たちの心に生き続けている。

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