釣りバカ日誌5 1992-12-26
解説
西田敏行と三國連太郎のコンビで人気の「釣りバカ日誌」シリーズ第五弾。やまさき十三と北見けんいちによる原作コミックをもとに、山田洋次と高橋正圀と関根俊夫が脚色し栗山富夫がメガホンをとった。
長男の鯉太郎が一歳になり、父親のハマちゃんこと浜崎伝助は目に入れても痛くないほどの可愛がりよう。釣りバカではなく親バカになってしまい、スーさんこと鈴木一之助は寂しい思いをしていた。妻のみち子が同窓会に出かけた日、鯉太郎の面倒を見ていたハマちゃんの母親たきがぎっくり腰でダウンしてしまい、ハマちゃんが鯉太郎を会社に連れて行く羽目に。だがその鯉太郎が社内で行方不明になり、会社は上を下への大騒ぎ。ハマちゃんは騒動の責任を取らされ、丹後半島のすっぽん養殖場に左遷させられてしまう。
あらすじ
浜崎家の長男・鯉太郎もそろそろ満1歳、ヨチヨチ歩きを始め、みち子さんは目を離すひまもない。浜チャンこと伝助も今や釣りよりも鯉太郎というほどで、鈴(スー)サンこと鈴木一之助も困惑気味。おまけに浜チャンの母親たきが上京して来て、しばらく滞在することになった。数日後、みち子さんはたきに鯉太郎を預け、同窓会に出かけたが、たきがぎっくり腰で動けなくなり、浜チャンが鯉太郎を背負って会社へ行くはめになる。だがふとした隙に鯉太郎がいなくなってしまい、会社内は上へ下への大騒ぎ。ようやく鯉太郎は鈴サンのいる社長室で無事見つかるが、浜チャンはこの責任をとって左遷され、丹後半島でひとりすっぽん養殖場を担当することに。ひとりきりになり意気消沈する浜チャンだが、鈴サンに連れられてみち子さんと鯉太郎がやって来るとたちまち元気になり、早速鈴サンとブリ釣りに夢中になる。そしてみち子さんと鯉太郎も呼んで3人で暮らすことにする。今度は鈴サンが意気消沈するが、まさに引っ越しという日、養殖していたすっぽんが全部死んでしまったと浜チャンが戻って来た。こうしてまた浜チャンは本社に戻ることになり、釣りバカコンビは復活するのだった。