だからワタシを座らせて。通勤電車で座る技術! 2006-10-07
解説
通勤電車に乗っている時間をいかに楽しく過ごすかをまとめた、万大原作の「通勤電車で座る技術!」を映画化したラブコメディ映画。満員電車の中で運命の出会いを果たすOLと定年間近の男のそれぞれの恋物語を軸に、座席をめぐって繰り広げられる壮絶なバトルをブラックユーモア満載で描く。恋よりも仕事を選ぶヒロインに元アイドルの田村英里子、座席獲得の技術を持つ男に六平直政。座席に座るための実用的なハウツーの数々は見逃せない。
あらすじ
一流企業に勤めるOL・気位貴子(田村英里子)は、恋よりも仕事を優先するうちに30歳を過ぎてしまった秘書課の“お局様”。最近は恋人・綾小路ともうまくいかず、足がむくんで太くなる通勤の時間が苦痛になり、何とか満員電車で座る方法を考え始める。ひょんなことから同じ会社の逸見大輔(松田優)と出会い、大輔が電車に乗ると便意を催す過敏性腸症候群であることを知る。貴子は大輔に協力し、2人で“座る技術”を必死に模索するうち、時に匂うほのかなウンチの匂いの中、かすかな恋心を抱くように。一方、同じ会社の生活産業課に勤める原田太(六平直政)は、リストラに怯える53歳のサラリーマン。三十年間もの長きにわたって府中からの通勤地獄に耐えてきたが、定年を間近にして熟年離婚の危機に陥っている。そんな中、やはり同じ会社に勤める根暗のOL・白鳥涼子(朝倉えりか)と出会う。昔は女子ソフトボール界の花形スターだった涼子に素質を見込んだ原田は、自分が今まで培ってきた“座る技術”を伝授。最初は相手にしない涼子だったが、説得され講座を受けながらみるみるうちに技を取得し、更に女性としても美しくなっていく。原田が東京メトロ千代田線の始発駅・北綾瀬駅に引越しを決めた時、涼子はある理由から、必死に引越しを止めさせる。その時、30歳も年が離れた二人に恋が芽生えるのだった。