ワラライフ!! 2011-01-29

監督: 木村祐一
脚本:木村祐一,井土紀州
公開:2011-01-29/製作:2010年    old
日本
 

解説

芸人、構成作家、料理人、俳優と多彩な分野で才能を発揮し、『ニセ札』で長編監督デビューを果たした“キム兄”こと木村祐一の監督第2作。誰にでもある日常の何げない幸せを、木村監督ならではの笑いと自身の思い出を織り交ぜて描く。実家の引っ越しを機にさまざまな思い出を振り返る主人公には、お笑いコンビしずるの村上純。彼の恋人に『リンダ リンダ リンダ』の香椎由宇がふんするほか、『チーム・バチスタの栄光』の吉川晃司、『さんかく』の田畑智子ら実力派が脇を固める。

あらすじ

東京で一人暮らしをしている古川修一(村上純)は、交際中の綾城まり(香椎由宇)との結婚に向けて、2人で暮らす部屋を探していた。それと同時に修一の両親も引っ越すという。引っ越しの前日、母・慶子(鈴木杏樹)から電話をもらうまで、そのことをすっかり忘れていた修一が久しぶりに実家に帰ると家は留守。秘密のカギ置き場、植木鉢の下を探るが鍵はない……。修一の家族は、靴職人の父・肇(吉川晃司)、専業主婦の母、2つ上の姉・和恵(田畑智子)、そして5歳離れた弟・聡の5人家族だった。家族で行った海へのドライブ、変な歌を歌う母、道端で拾った子犬、ゲームのルールをめぐる弟とのケンカ、姉とごまかしたお年玉、3人で分け合ったプラッシー、001から回し続けてようやく開いた学校の三ケタ錠、ほのかな憧れを抱いた隣のきれいなお姉さん、バイクを盗んで追いかけられた警官、大好きだったクリームシチュー、そして姉の結婚で父が流した涙……。修一は荷物が運び出さる生まれ育った家を眺めながら、笑顔に溢れ、明るく賑やかだった日々を思い起こす。そんなある日、修一が訪れた不動産屋で応対されたのは小学校の同級生・小倉弘之(高岡蒼甫)だった。彼とは十数年ぶりの再会だが、子供の頃のとある事件があってから一度も連絡を取っていなかった。今思えば大したことのない出来事だが、なぜか修一の心にはわだかまりが残っていた。修一は、まりにその事を正直に話すと、まりに背中を押され再び不動産屋に出向く。小倉に謝ろうと修一は声をかけるが、結局、気まずい空気が流れ、無口になってしまうのだった。その帰り道、修一はケガをして歩けなくなった少年とその弟に出会う。少年をおぶって歩きながら思い出す自分と弟とのこと。兄弟を家に送り届けたときに足を捻り、思い出した母の手当。帰宅後、家で寝ていて思い出した父なりの不器用な看病……。様々な家族との出来事を思い出した修一は意を決し、もう一度小倉を訪ねる……。

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