起爆
公開: 2013年/製作:2013年
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解説
教授に疎んじられた不遇の研究者が、専門の知識を活かしてひそかに自宅で爆弾を製造。やがて世界への復讐を開始する…。学歴社会の韓国ならではのリアルな描写に舌を巻き、新世代韓国映画の息吹を感じさせる問題作。理系の研究者ジョングは研究室の教授から疎まれて不遇をかこっている。ひそかに自宅で爆弾を製造して憂さを晴らしているジョングの前に、ヒョミンが現れる。ジョングは実際に爆弾を使用しそうなヒョミンに近づくが、無鉄砲なヒョミンはジョングの予想を上回る騒動を巻き起こし、社会を混乱させていく。不遇な青年の妄想的な復讐や、爆弾の密造を描いた映画としては、『十九歳の地図』『太陽を盗んだ男』などが挙げられるが、本作は日本以上の学歴社会といわれる韓国ならではの、大学内のヒエラルキーのリアルな描写が印象に残る。キム・ジョンフン監督は31歳の新鋭。国立ソウル大から韓国フィルムアカデミーを経て、本作で長編デビューを果たした。第26回(2013年)東京国際映画祭上映作品。