信さん・炭坑町のセレナーデ 2010-05-15

公開:2010-05-15/製作:2010年    old
 

解説

昭和30年代の福岡県の炭坑町を舞台に、貧しいながらも明るく必死に生きる人々の日常と、やがて訪れる過酷な運命を描く骨太なヒューマンドラマ。福岡県出身の辻内智貴による原作を、『愛を乞うひと』の平山秀幸監督、劇作家で脚本家の鄭義信が再び組み、力強く生きる人々の魂のドラマを紡ぐ。小学生の息子と共に炭坑町に戻る主人公に『カムイ外伝』の小雪。福岡市内をはじめ、オールロケで映し出されるエネルギッシュな映像が圧巻。本作は、平山監督、原作者の辻内智貴が福岡県出身であることから、福岡県にて先行公開される。

あらすじ

昭和38年。辻内美智代(小雪)は、故郷である福岡の炭鉱町に小学生の息子・守と共に帰ってくる。そこは、炭鉱によって支えられ、男も女も子供たちも貧しくとも明るく肩を寄せ合って暮らす町であった。ある日、悪ガキたちに囲まれた守の前に一人の少年が現れ、鮮やかに相手を打ち負かし守を救う。町では知らぬものはいない札付きの少年、信さんこと中岡信一だった。親を早くに亡くし、親戚に引き取られていた信さんは、いつも疎まれ厄介者のような扱いを受けていた。誰も自分のことなど分かってくれない、そう思ってきた信さんにとって、息子を守ってくれたこの事件を期にやさしく接してくれる美智代は特別な存在となっていく。それは、母親への愛のようであり、淡い恋心のようでもあった。だが、成長した信さん(石田卓也)や守(池松壮亮)、そしてこの炭鉱町にも、受け止め乗り越えなければならない厳しい現実が忍び寄ってくる……。

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