金融破滅ニッポン 桃源郷の人々 2002-09-07

公開:2002-09-07    old
 

解説

 中小企業の梅本印刷は、大手スーパー上底屋のチラシで生計を立てていた。しかし、ある朝その上底屋が倒産という知らせを聞いて梅本印刷は大慌て。月末に支払われるはずの一千万円の手形が不渡りになれば、連鎖倒産は免れない。梅本印刷社長の梅本省介は上底屋会長に先代からのよしみで、と手形の決済を頼み込むがつれなく断られてしまう。一方、妻の房江は借金の連帯保証人である弟夫婦から責め立てられていた。弁護士からも破産宣告を勧められ、絶望の淵に立たされた省介。そんな時、省介は鍬田という無職の男と、村長と呼ばれるホームレスのリーダーに出会う。

あらすじ

大手スーパーの上底屋が倒産した。上底屋のチラシ作りで成り立っていた梅本印刷も連鎖倒産の危機に直面し大パニック。だが、二代目社長・梅本はひょんなことから知り合った謎のホームレス・“村長”と、その仲間である“助役”の力を借りて夜逃げを計画。金融の裏事情に詳しいふたりによる株操作や上底屋社長の秘匿私財暴露で一儲けし、それを元手に人生の再生を図ることになる。そして、実はドキュメンタリー作家であった助役は、今回の事件を小説にすべく筆を執り始めるのだった。

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