古都 2016-12-03
監督:
Yuki Saito
脚本:眞武泰徳,梶本惠美,Yuki Saito
公開:2016-12-03/製作:2016年
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解説
川端康成の同名長編小説を、舞台を現代に置き換え映画化。松雪泰子が双子の二役を演じている。京都で代々続く呉服店を営む千重子と、北山杉の里で働く苗子。生き別れた双子の姉妹とその娘たちは、時代が大きく移ろう中、受け継いできた伝統の継承に葛藤する。京都とフランス・パリで撮影が行われた。監督はハリウッドで映画を学び「Re:Play-Girls」などを手がけたYuki Saito。岐路に立つ娘たちを「寄生獣」シリーズの橋本愛と「無伴奏」の成海璃子が演じる。2016年11月26日より京都先行公開。
あらすじ
京都の室町で代々続く佐田呉服店を営む佐田千重子(松雪泰子)は、20年前に店を継いで以来、同じ場所で同じ生活を続けてきた。店ではあるが、古くから付き合ってきた職人は次々に廃業。時代が変わっていく中で店をどうしていくか、また、大学生の娘・舞(橋本愛)にも同じ宿命を背負わせていいものか思いあぐねている。そして舞も、店を継ぐべきか、将来について迷っていた。一方、千重子の生き別れた双子の妹・中田苗子(松雪泰子/二役)は、京都のはずれにある北山杉の里で林業を営んでいる。家業は経営難に直面。苗子の娘・結衣(成海璃子)は北山杉を使った新しいものを作れないか模索しフランスに留学するが、他の学生たちとの力の差を感じ無力感に苛まれてしまう。苗子は結衣に会うためにパリに向かうことに。その頃、日本文化を紹介するイベントに参加するため、舞もパリを訪れていた。伝統を担う2組の親子の人生が交差する。