もらとりあむタマ子 2013-11-23
監督:
山下敦弘
脚本:向井康介
公開:2013-11-23/製作:2013年
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解説
『苦役列車』の山下敦弘監督と前田敦子が再びタッグを組み、実家で自堕落な日々を過ごすヒロインの生活を切り取った人間ドラマ。東京からUターンして実家に戻るものの就職もせず、家業を手伝うでもなくただ無為な毎日をやり過ごす若者が、やがて小さな第一歩を踏み出すまでを描写する。『マイ・バック・ページ』などの康すおんや、『アウトレイジ』シリーズなどの音楽を担当した鈴木慶一らが共演。ふがいないが、どこか憎めない主人公の成長物語が共感を呼ぶ。
あらすじ
タマ子(前田敦子)は東京の大学を卒業後、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻ってくる。しかし就職もせず、家業のスポーツ店も手伝わず、ただひたすらに食っちゃ寝の日々を過ごしている。起きているときはマンガを読みふけるか、ゲームをするかで、かつての同級生とも連絡を取らず、まるで引きこもりのような生活を送っていた。「就職活動くらいしろ!」と父が言っても、「いつか動く! でもそれは今じゃない!」と意味不明な言葉で自分を肯定するタマ子。ようやく履歴書を書いたかと思うと、応募先は芸能プロダクションだった。それでも父は、タマ子を応援せずにはいられない。四季を通してダメダメなタマ子は、新たな一歩を踏み出せるのか……?