私の少女時代 2012-10-06

公開:2012-10-06    old
 

解説

文化大革命時の中国を舞台に、農村に下放された障害を持つ少女が独学で鍼灸を習得し、無医村で慕われるようになっていく青春ドラマ。女性作家チャン・ハイディー自身が自伝的小説「車椅子の上の夢」の脚色を担当し、ヒロインと下放先の村人たちとの交流をノスタルジックに描き出す。下半身まひに悩まされたり、多感な青春期を政治に翻弄(ほんろう)されたりするなどの苦境にめげず前向きに生きるヒロインを、CMやテレビドラマなどで活躍するリー・イーシャオが好演。

あらすじ

1960年代後半、中国のある都市。5歳の時の病で下半身が麻痺、学校へ行くことができない少女ファン・タン(リー・イーシャオ)は、いつも窓際のベッドで本を読み勉強していた。そんなある日、ファン・タンはアコーディオンを弾く青年リー・ジャン(ワン・イー)と出会い親しくなる。だがまもなく文化大革命によって、二人は別々の場所へ引き離されてしまう。リー・ジャンは大好きな本も読めず鬱々とした日々を過ごしていたが、ファン・タンは鍼灸の本を読み独学で治療法を習得、無医村の下放地で彼女は重宝されるようになる。治療を受ける人が列をなし、土地の子供たちとも打ち解けていくファン・タン。聾唖のシャオジンライの父親が、彼女のために車椅子を作ってくれ、往診にも行けるようになった。だがファン・タンのいちばんの願いはシャオジンライが話せるようになることだった。鍼灸には聾唖を治す治療もあり、ファン・タンは何度も治療を施すがシャオジンライが言葉を発することはなかった。数年後、文化大革命も終わりを告げ、ファン・タンの家族は元の家に戻ることになる。村の人々は彼女との別れを惜しみ、子供たちも涙ながらに見送るが、そこにシャオジンライの姿はなかった……。

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