kocorono 2011-02-05

公開:2011-02-05/製作:2010年    old
日本
 

解説

日本ロック界の至宝、bloodthirsty butchersの魅力、楽曲制作の秘密、バンドの“今”を追ったドキュメンタリー。監督・脚本・撮影・音響・編集は「ドッコイ生キテル街ノ中」の川口潤。bloodthirsty butchers(吉村秀樹、射守矢雄、小松正宏、田渕ひさ子)は、1987年札幌にて結成、数々のバンドを輩出した“札幌ハードコア・シーン”を牽引する。幾多ものバンドがインディーからメジャーへと進出しビッグセールスを記録しては消える。そんなロックが産業化の波にのまれていった時代の中、満を持して91年に上京。そして96年、歴史的名盤「kocorono」を発表。その衝撃は日本ロック界に希望と感動を与えると同時に、多くのアーティストやクリエイターたちに勇気とともにある種の諦念をもたらした。その後も過去に囚われることなく数々の傑作アルバムを生み出し続け、2010年、ファンの間では最高傑作との声もある「NO ALBUM 無題」を発表する。USハードコアの伝説イアン・マッケイ率いるFUGAZIやFLAMING LIPS、RAGE AGAINST THE MACHINEなど錚々たる海外バンドとの共演、国内ではHI-STANDARD、NUMBER GIRL、GREAT3、浅野忠信など数多くのアーティストからのリスペクトなど、その存在感は単にセールス枚数で図ることなど無意味なほど大きなものであり、紛れもなく日本ロック界の宝である。結成当時の初代ドラマーでのライブ、マグマのようにシーンの盛り上がりが絶頂に達した札幌でのライブ、大ブーイングを受けながらも臆する事なくステージを全うするRAGE AGAINST THE MACHINE来日時のオープニング・アクト、アメリカでのライブ、メジャーデビュー決定時のテレビ出演等、彼らの活動歴を象徴する膨大なアーカイブ映像。そして、北は極寒の北海道、留萌。南は猛暑の台北へとバンドに完全密着し、孤高ゆえ、誰もが知り得なかった彼らの真実の姿をカメラは追いかける。

あらすじ

「日本を代表するロックバンドは?」との問いかけに、その名を欠かすことのできないバンドbloodthirsty butchers(吉村秀樹、射守矢雄、小松正宏、田渕ひさ子)。1987年札幌にて結成、数々のバンドを輩出した“札幌ハードコア・シーン”を牽引する。幾多ものバンドがインディーからメジャーへと進出しビッグセールスを記録しては消える。そんなロックが産業化の波にのまれていった時代の中、満を持して91年に上京。そして96年、歴史的名盤「kocorono」を発表。その衝撃は日本ロック界に希望と感動を与えると同時に、多くのアーティストやクリエイターたちに勇気とともにある種の諦念をもたらした。その後も過去に囚われることなく数々の傑作アルバムを生み出し続けるが、誰も追随できないその圧倒的オリジナリティが故に、常に孤独な道を走らざるを得ないバンドである。2010年、ファンの間では最高傑作との声もある最新作「NO ALBUM 無題」を発表。そのクリエイティヴィティに衰えはなく、彼らが常に“今”を生きるバンドであることを証明している。USハードコアの伝説イアン・マッケイ率いるFUGAZIやFLAMING LIPS、RAGE AGAINST THE MACHINEなど錚々たる海外バンドとの共演、国内ではHI-STANDARD、NUMBER GIRL、GREAT3、浅野忠信など数多くのアーティストからのリスペクトなど、その存在感は単にセールス枚数で図ることなど無意味なほど大きなものであり、紛れもなく日本ロック界の宝である。家族でも会社でもなければ、友人や仲間とも異なる“バンド”という特異な人間関係がいかに特別なものであるのか。困難を極めながらもなお、同じメンバーで前に突き進むbloodthirsty butchersというバンドが存在することの凄さ。その姿は美しく感動的であり、全てのバンドマン、表現者に僅かな希望をもたらすに違いない。本作は人物を描くものでもなければバンドの歴史を紹介するものでもない。退路を断ち、ロックに身を捧げることを選択した個によって成り立つ特別な運命共同体=バンドの、存在し続けることの奇跡を描いた全ロックファン必見のドキュメンタリー映画なのである。

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