フリントストーン/モダン石器時代 1994-07-30
解説
ハンナ=バーベラのアニメ「原始家族」を実写映画化したSFコメディ。石材会社の採掘現場で働くフレッドとバーニーは大の親友で、隣同士でもあり、家族ぐるみの付き合いをしていた。しかし、嫌味な副社長の悪だくみでフレッドが取り立てられ、哀れにもバーニーはクビに。これで親友の絆も終わりかと思われたが、妻たちの内助の功もあって、悪だくみは明るみに出て……。
あらすじ
ベッドロックシティの採石会社スレート社の工場で働くフレッド・フリントストーン(ジョン・グッドマン)は、副社長のクリフ(カイル・マクラクラン)が実施した新重役選抜の昇進試験を受ける。愛妻ウィルマ(エリザベス・パーキンス)の母で、日頃彼に口うるさく当たるパール(エリザベス・テイラー)を見返すためだ。一緒に試験を受けた隣家のバーニー・ラブル(リック・モラニス)は、赤ん坊を養子にもらう時に一肌脱いでくれたフレッドの友情に報いるため、彼の間違いだらけの解答用紙を自分のものと取り替える。クリフと秘書のミス・ストーン(ホール・ベリー)はフレッドがカンニングをしたに違いないと思うが、重役に採用した。口うるさい″録音・再生機″のあるオフィスと秘書にミス・ストーンを与えられたフレッドの生活は一変し、有頂天となる。初仕事がバーニーをクビにする事だと知って驚くが、やむなく彼にそう告げた。フレッドはバーニーと妻のベティ(ロージー・オドネル)を自分の家に住むように勧めるが、やがてラブル夫妻を召使のようにこき使う。一方、採石場近代化計画を発表したクリフは大型マシーンを導入し、現場の労働者を全て解雇しようとする。何も気づかず、同僚たちを解雇する書類にサインするフレッド。そのことをTVのニュースで知ったバーニーは彼をなじり、フリンストーン家を出ていく。やがて会社のお金を横領したとして指名手配さされたフレッドは、労働者たちからも追われる身に。ウィルマとベティは社に潜入して″録音・再生機″を盗み出し、クリフとミス・ストーンが悪だくみをしている現場を皆に聞かせてフレッドの無実を証明した。ところが、クリフはフレッドとバーニーの子供たちを誘拐し、″録音・再生機″を持って採石場に来いと呼び出す。2人は力を合わせてクリフを退治し、ベッドロック・シティに再び平和が訪れた。