紙風船 2011-03-26

公開:2011-03-26/製作:2010年    old
日本
 

解説

戯曲「牛山ホテル」「チロルの秋」などの代表作で有名な劇作家、岸田國士の原作を基に、東京芸術大学で映画を専攻する学生たちが手掛けた短編オムニバス。若い夫婦のさりげない休日を描くタイトル作品の『紙風船』のほか全4作品に、仲村トオルや緒川たまき、大後寿々花、光石研などの実力派俳優が出演。物語の書かれた時代から時を経た現代に設定を置き換えてもなお、せりふの妙を感じさせる岸田作品の世界を楽しみたい。

あらすじ

〈あの星はいつ現はれるか〉雨宮絵ノ葉(大後寿々花)と同じクラスの男子、大隈(森岡龍)は、親も知る仲のいい幼馴染。最近絵ノ葉は、大隈へのちょっと違う気持ちに気付き始めた。友情?恋愛?そんな絵ノ葉の様子に気付いた父・透(光石研)と母・果歩(富田靖子)の反応は別々で、絵ノ葉の気持ちは揺れるが……。〈命を弄ぶ男ふたり〉高校の教師である島田雅人(水橋研二)とかつての教え子、村上要(石田法嗣)、国富遥(佐津川愛美)が再会する。三人は学校の屋上へ忍び込み宴を始めるが、遥が屋上から飛び降りてしまう。そこでふたりは、遥が自殺したように見せかける為にある行動に出るが……。〈秘密の代償〉生田家に家事代行として勤める美和(高橋真唯)は、ある日突然仕事を辞めたいと生田数子(吉行由実)に告げる。数子は美和に理由を問い詰めるが、美和はその理由をなかなか話さない。そんな美和の態度に数子は、夫・宏(清水大敬)と息子・守(林剛史)と何かあったのではないかと疑い始め……。〈紙風船〉夫(仲村トオル)と妻(緒川たまき)は二人きりの日曜日を持て余していた。何気ない会話を続けるも、なかなか噛み合わない。ふと小旅行を思いついた二人は“ごっこ遊び”で、鎌倉へ向かう。加速していく“ごっこ遊び”だったが、夫のある行動によって二人は現実に戻って来て……。

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