見えないほどの遠くの空を 2011-06-11

公開:2011-06-11/製作:2011年    old
 

解説

主演女優の死によって映画を完成させられなかった学生監督が、複雑な心のドラマを展開させるヒューマン・ストーリー。脚本家やケラリーノ・サンドロヴィッチ監督作などのプロデューサーとして活躍してきた榎本憲男が監督デビュー。『色即ぜねれいしょん』の森岡龍が主人公の映画監督、『ばかもの』の岡本奈月が主演女優を演じる。シリアスなテーマを扱いながら、二転三転して意外な結末を迎えるストーリーの行方に注目だ。

あらすじ

大きな公園の中、一本の樹の下に若い男女が座り、その前に映画の撮影隊がいる。高橋賢(森岡龍)は、映研の仲間たちと一緒に、学生生活最後の作品「ここにいるだけ」の最後のショットを撮影していた。カットの声がかかる直前、ヒロイン役の杉崎莉沙(岡本奈月)は、シナリオに書かれていない台詞をひと言口走る。その時、雨が激しく降ってきて撮影は中断。だが撮影再開の前日、不慮の事故によって突然、莉沙が亡くなってしまう。もともとこの映画の結末をめぐって、莉沙と賢の間には意見の対立があり、光浦丈司(渡辺大知)に説得されて賢が書いた手紙を読まずに莉沙は死んでしまった。そして、最後のワンショットを撮り残し、「ここにいるだけ」は未完成のままとなった……。一年が過ぎたある日、賢は街で莉沙にそっくりな女を見かける。おもわず後を追う賢。その女・洋子(岡本奈月)との会話を重ねるうちに、賢は、彼女を代役にして最後のショットを撮り、映画を完成させようと思いつく。やがて、仲間の反対を押し切って賢は撮影を再開しようとするが、事態は思わぬ方向に発展していく……。

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