実録・ヒットマン 〜妻 その愛〜
公開: 2002年/製作:2002年
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解説
型破りに生きる極道と、その妻の献身的な愛を描いた任侠ドラマ。監督は、本作が初の劇場用作品となる岡田主。実在の人物をモデルに書かれた山之内幸夫による原作を基に、『紅蓮』の永田智春と岡田監督、折原悠が共同脚色。撮影を「九ノ一金融道」の小川洋一が担当している。主演は、「龍虎兄弟」の哀川翔と「なごり雪」の宝生舞。スーパー16ミリからのブローアップ。
あらすじ
勢力を拡大する関西ヤクザ・大山組から、内紛により離脱した松波組が放ったヒットマンを返り討ちにした大山組系若宮組組長・若宮敬三。現場に居合わせたその男の姉・啓子は、若宮を恨みながらも次第にその人間味に心惹かれ彼と結婚。以来、陰になり日向になり夫を支えるようになる。しかし、それからも松波組の執拗ないやがらせは続き、事態は抗争へと発展。そこで、大山組幹部は若宮組の解散を条件に手打ちに持ち込むのだが、卑劣な松波組は若宮の親分である丸野を殺害。怒りが頂点に達した若宮は、自らヒットマンとなり、兄弟分の垣内と共に松波を倒すのだった。その後、若宮に18年の刑が下された。そんな夫を待ち続ける啓子。彼女の背中には、その覚悟を示すかのように、若宮と同じ刺青が彫られていた。